フリーメイソンの日本人メンバー一覧!歴代の偉人や入会条件を解剖
なぜフリーメイソンはこれほどまでに「世界を裏で牛耳る秘密結社」として恐れられ、語り継がれてきたのでしょうか。その発端は、中世ヨーロッパの石工(石を取り扱う建築職人)ギルドにあります。高度な建築技術や設計図の秘密を守るための合言葉や符牒(サイン)を用いていた名残が、近代以降の友愛団体へ移行した後も「秘儀」として受け継がれました。
さらに、18世紀のフランス革命やアメリカ独立戦争に多くのメイソン会員(ジョージ・ワシントンやベンジャミン・フランクリンなど)が関与したこと、また1ドル紙幣に描かれた「プロビデンスの目(万物を見通す目)」がシンボルとして独り歩きしたことで、強大な権力組織というフィクションが世界中に拡散しました。
実態としてのフリーメイソンは、人種・国籍・宗教・身分の違いを超えて道徳的な修養と相互扶助を目指す「友愛組織(フラタニティ)」です。ロッジの会合内では、会員同士の対立を防ぐために「政治」と「宗教」に関する議論を行うことが厳格に禁止されています。世界支配を企てるどころか、内部で政治的方針を統一すること自体が掟によって禁じられているのが真実の姿です。
情報化が進んだ現在、日本グランドロッジは年に数回の一般向けオープンハウス(施設見学ツアー)やチャリティバザーを開催するなど、透明性の高い情報発信を推進しています。かつての「秘密結社」は、歴史的な儀礼文化を保存・継承する国際的な社交団体として、健全な社会共生を模索しています。