湿疹がないのに全身がかゆい?肝臓の病気が隠れたSosサインと見分け方
肝疾患が進行すると、かゆみだけでなく皮膚や全身に特有のサインが現れ始めます。以下の症状が複数併発している場合は、速やかに医療機関を受診する基準となります。
・皮膚や白目の黄染(黄疸)
ビリルビンという黄色い色素が体内に蓄積し、眼球結膜(白目)や肌が黄色味を帯びてきます。同時に、尿の色が濃い紅茶のような褐色になり、便の色が白っぽく退色することがあります。
・クモ状血管腫と手掌紅斑
首筋や胸元に赤い斑点を中心として細い毛細血管が放射状に広がる「クモ状血管腫」や、手のひらの親指・小指の付け根が赤く充血する「手掌紅斑」は、エストロゲンの代謝不全による肝機能低下の兆候です。
・全身の強い倦怠感と易疲労感
十分な休息をとっても抜けない重だるさや食欲不振、右季肋部(右のあばら骨の下あたり)の不快感・鈍痛が持続します。
・浮腫(むくみ)と腹水
アルブミンの合成能力が低下することで血管内の水分が保持できなくなり、足のスネがひどくむくんだり、お腹が異常に張ってきたりします。