蜂の天敵最強ランキング!スズメバチを捕食する驚愕の生物と撃退法
危険生物として名高いオオスズメバチやキイロスズメバチに対して、正真正銘の「天敵」として生態ピラミッドの最上位に君臨するのが、タカ目タカ科に属する猛禽類ハチクマ(Pernis apivorus)です。日本には夏鳥として飛来し、山林で繁殖を行いますが、その主食は昆虫の蜂、とりわけ大型スズメバチやアシナガバチの幼虫や蛹(さなぎ)です。
野鳥写真家や鳥類研究機関の定点観測記録によると、ハチクマはオオスズメバチが地中や樹洞に築いた強固な巣を鋭く強靭な足先で豪快に掘り起こし、防衛のために群がる数千匹の働き蜂の攻撃をものともせず、巣盤をそのまま引き剥がして持ち去ります。なぜハチクマは、人間ならショック死に至る猛毒の針で刺されても平気なのでしょうか。その秘密は、進化の過程で獲得した特殊な生体防御構造にあります。
第一に、ハチクマの顔面や脚部は、魚の鱗のように密生した硬質な特殊羽毛と分厚い角質層で覆われており、スズメバチの毒針が物理的に皮膚まで届きません。第二に、最新の生理学的研究では、万が一体内に毒が注入された場合でも致命傷を避ける特異な生理耐性を備えている可能性が指摘されています。空中を旋回しながら蜂の飛翔ルートを目視で逆探知し、巣の正確な位置を突き止める驚異的な索敵能力も含め、ハチクマの生態はまさにスズメバチを狩るために特化した究極のプレデターと呼ぶにふさわしい存在です。
また、ハチクマ以外の蜂の天敵 鳥類としては、モズ、ヒヨドリ、カラス、ツバメ、ハチクイなどが挙げられます。特にモズは捕獲したアシナガバチを小枝に突き刺す「はやにえ」行動を取ることが知られており、小型の蜂にとっては日常的な脅威となっています。