Jtwc米軍台風情報の見方と日本時間換算|気象庁との違い・精度を徹底解説
台風の進路予想を行う主要機関には、日本の「気象庁」、米軍の「JTWC」、そして世界最高峰の数値予報モデル精度を誇る「ECMWF(ヨーロッパ中期天気予報センター)」があります。それぞれの目的、更新頻度、特徴を比較表にまとめました。
気象庁と米軍、どっちが当たるのか?
気象関係者の検証データや各機関の年次検証報告書(Annual Tropical Cyclone Reportなど)を参照すると、「進路予想の平均誤差において、気象庁とJTWCに決定的な優劣はない」というのが気象学上の定説です。 現代の台風進路予報は、気象庁もJTWCも高度な数値予報モデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)と衛星データをベースに作成されています。 * 日本近海・上陸直前の精度:気象レーダー網やアメダスデータ、日本列島の山岳地形による影響を詳細に組み込んでいる気象庁の予測が安定しています。 * 発生初期・遠洋での動向:JTWCやECMWFのアンサンブルモデルが早い段階でブレの幅を示唆し、数日後のシナリオを捉える強みを発揮します。 つまり「どちらか一方が圧倒的に当たる」という見方は短絡的であり、両者が同じ方向を指しているときは確度が高く、両者の進路予想円が大きく乖離しているときは「大気環境が不安定で予報がブレやすい状態」と判断するのが正確な見立てです。