鰹のたたきににんにくはなぜ必須?高知本場の黄金比と科学的真相
Q1:高知の本場では、なぜ生姜ではなくにんにくが主流になったのですか?
A1:高知の伝統文化である「大皿に盛られた皿鉢料理」に由来します。宴席が何時間にも及ぶ中で、時間が経っても魚の生臭さが出ないよう、殺菌力と消臭力に優れた生にんにくを多用したのが始まりです。また、黒潮の荒波で体力を消耗する一本釣り漁師たちの滋養強壮源として、ビタミンB1吸収を促すにんにくが自然淘汰的に選ばれ、定着しました。
Q2:にんにくスライスの辛味が強すぎて舌が痺れます。どうすれば抑えられますか?
A2:辛味の原因は、にんにくの中心部にある緑や黄色の「芽(芯)」と、切り立ての細胞から出るアリシンです。調理時に芽を完全に取り除き、スライス後に冷水へ約3分間さらしてから水気をしっかり拭き取ると、シャキッとした食感を残したままツンとする刺激や舌の痺れを大幅に和らげることができます。
Q3:スーパーで買ってきた冷凍解凍の鰹のたたきでも、にんにくで美味しくなりますか?
A3:劇的に美味しくなります。パックから取り出した後、表面のドリップ(水分)をキッチンペーパーで徹底的に拭き取り、軽く粗塩を振ってから生のにんにくスライスと刻みネギをたっぷりのせてください。解凍特有のドリップ臭が生にんにくのアリシンでマスキングされ、ワンランク上の専門店に近い味わいに生まれ変わります。