着物のたとう紙は放置厳禁!カビを防ぐ交換時期と包み方徹底解説
着物を安全に保つためのたとう紙の交換時期の目安は2〜3年です。湿気の溜まりやすい木造住宅の1階や北側の部屋に保管している場合は、1〜2年ごとの点検・交換が推奨されます。
年数にかかわらず、以下の劣化サインが見られた場合は、即座に買い替えを行いましょう。
- 全体的な黄ばみ・茶色い斑点:紙が湿気を限界まで吸い込み、酸化が進んでいる決定的な証拠。
- 紙の手触りがしっとり・波打っている:内部湿度が高止まりしており、乾燥機能が完全に失われている状態。
- カビ臭や酸っぱいニオイ:繊維内で雑菌やカビ菌が繁殖しているサイン。
- 窓部分のセロファンが波打つ・剥がれる:古い製品に使われているセロファンは経年劣化で糊が溶け、着物に張り付く危険性がある。
着物を傷めない古いたとう紙の処分と交換手順
交換作業を行う際は、天気の良い乾燥した晴天の日を選びます。湿度の高い雨の日に作業すると、新しい紙の中に湿気を閉じ込めてしまうため厳禁です。
- 状態確認:古い紙から着物を取り出し、衿元や袖底、裾まわりにカビや虫食いがないか点検する。
- 陰干し(風通し):着物をきものハンガーに掛け、直射日光の当たらない室内で2〜3時間風を通す。
- 清掃:引き出しや衣装ケースの内部を乾拭きし、アルコールや除湿ファン等で湿気を完全に飛ばす。
- 新しい紙へ収納:湿気を吸っていない新品のたとう紙に着物を畳んで収め、タンスへ戻す。
- 古い紙の処分:菌や湿気を含んだ古いたとう紙は再利用せず、可燃ゴミとして速やかに処分する。