2019年ハロウィン仮装の真相|鬼滅・ジョーカー熱狂と規制の転換点

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2019年のハロウィンを語る上で避けて通れないのが、東京都渋谷区による史上初の「ハロウィン路上飲酒禁止条例」の制定と本格施行です。

前年の2018年、渋谷センター街で軽トラックが横倒しにされ複数の逮捕者を出した暴徒化事件は、国内外に大きな衝撃を与えました。これを受け、渋谷区議会は2019年6月、「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」を満場一致で可決。ハロウィン期間中(10月25日〜11月1日早朝)の特定時間帯において、渋谷駅周辺の道路や公園など公共の場での飲酒が明確に禁止されました。

区の公式発表資料によると、2019年のハロウィン対策には約1億300万円の予算が投じられ、以下のような厳戒態勢が敷かれました。

  • 民間警備員約100人体制での夜間パトロール巡回
  • 警視庁による機動隊・「DJポリス」の大規模配備
  • 周辺のコンビニエンスストアや量販店(約40店舗)に対する酒類販売自粛要請
  • 渋谷フクラス裏手や美竹公園などへの臨時着替えスペース・仮設トイレの設置

現場取材班が目撃した10月31日夜の渋谷は、前年までの「カオスと無法地帯」から一変していました。酒缶を手に歩く若者に対して警備員が「条例により路上飲酒はできません」と厳しく声をかけ、袋への回収を促す光景が随所で見られました。当時のネット掲示板やSNSでは「警察が多すぎて身動きが取れない」「お祭り感が減って寂しい」という不満の声があった一方で、「安心して歩けるようになった」「ゴミの散乱が劇的に減った」という地域住民や一般来街者からの歓迎の声が圧倒的多数を占めました。この2019年の取り組みが、現在の渋谷における「ハロウィン目的の来街自粛要請」へと続く管理型都市政策の強固な土台となったのです。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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