くりぃむしちゅー有田の現在と引退説の真実|家族の素顔から年収まで
テレビ関係者や後輩芸人に「最も底が知れないお笑い芸人は誰か」と問うと、必ずと言っていいほど有田哲平の名が挙がります。表面上は適当にふざけているように見せかけながら、現場の空気を完全にコントロールするその手腕は、業界内でどのように評価されているのでしょうか。
象徴的なのが『全力!脱力タイムズ』で見せる構成力です。報道番組の体裁を借りた高度なコント番組において、有田演じる「キャスターアリタ」は常に無表情で不条理な進行を続けます。台本を徹底的に叩き込まれた俳優や文化人と、何一つ知らされずに放り込まれたツッコミ芸人との間で生まれる摩擦は、テレビの予定調和を鮮やかに破壊します。SNS上でも視聴者から「何回見ても構造が天才的」「芸人の力量が最も試される番組」と絶賛されており、演出家としての力量が際立ちます。
また、YouTubeチャンネル『有田哲平のプロレス噺【オマエ有田だろ!!】』で見せた語り口も、お笑いファンの枠を超えて大絶賛を浴びました。事前打ち合わせなし、カンペなしで、昭和・平成の新日本プロレスや全日本プロレスの名勝負、事件簿を1台のカメラの前で30分以上ノンストップで語り尽くすスタイルは、純粋な「話術の怪術師」としての凄みを感じさせます。プロレスに全く興味がなかった層からも「有田の話を聞いているだけで人間ドラマに引き込まれて涙が出た」「落語の名演を聴いているようだ」という声が多数寄せられており、ストーリーテラーとしての天賦の才能が証明されています。
さらに『有田ジェネレーション』に代表されるように、既存の賞レースでは評価されにくい異端の芸人たちに光を当て、独自の笑いへと昇華させる「目利き」の鋭さも特徴的です。売れない若手にも決して上から目線で接することなく、その芸人の持つ最も面白い「歪み」を面白がる姿勢が、後輩芸人たちからの絶大な人望へと繋がっています。