阪神監督・藤川球児を支える妻・英恵さんの素顔と献身の軌跡
藤川夫妻の絆を語る上で欠かせないのが、2013年からの米国メジャーリーグ挑戦と右肘手術(トミー・ジョン手術)に伴う壮絶なリハビリ期間です。
シカゴ・カブス移籍初年度に右肘靭帯を断裂し、選手生命の危機に直面した藤川投手。言葉や食文化の異なる異国の地で、過酷なリハビリと先行きの見えない日々に精神的な孤立感を抱えがちな環境において、英恵さんは三度の食事をすべて手作りで用意し、栄養面から肉体回復をサポートしました。
当時の特集インタビューにおいて藤川監督は、右肘が曲がらず日常生活すらままならなかった時期を振り返り、「妻が何も言わずに当たり前のように毎日寄り添ってくれたからこそ、心が折れずに腕を振り続けることができた」と語っています。
その後、テキサス・レンジャーズを経て、2015年に故郷の独立リーグ・高知ファイティングドッグスへ無給契約で加入した際も、英恵さんは夫の「原点に戻って投げたい」という決断を全面的に肯定し、静かに背中を押し続けました。