グラドル不倫スキャンダルの真相|文春スクープと契約解除の裏側
不倫スキャンダルが報じられた際、ネット掲示板やSNSではしばしば「相手の男が独身だと嘘をついて騙していたのだから、グラドル側は100%被害者ではないか」という擁護論が持ち上がります。しかし、法的な現実と実態はそれほど単純ではありません。
判例上、相手が既婚者であることを知らなかったとしても、「重大な過失」があれば不法行為責任を免れることはできません。相手が社会的知名度を持つ人物であれば家族構成は公知の事実であることが多く、自宅を頑なに隠す、休日の日中に連絡が取れないといった不審な兆候を看過していた場合、裁判所は「過失による不貞行為」と認定します。ネット上で流布する「騙されていたから無罪」という見解は、法的な防波堤としては極めて脆いのが実情です。
また、世間とネットの反応が苛烈を極める背景には、現代特有の「デジタルタトゥー」の問題が深く関わっています。Yahoo!ニュースのコメント欄や5ちゃんねる、知恵袋といったプラットフォームでは、本名や芸名が検索サジェストでネガティブワードと不可分に結びつけられます。「一度過ちを犯した者を徹底的に叩き続ける」というネット社会の過剰な正義感は、タレント個人の更生や再出発の権利を著しく狭めており、単なる道義的批判の枠組みを逸脱したリンチ状態に発展している点は看過できない問題と言えます。