すぐ死ぬんだから結末とネタバレ|夫の隠し子と遺産の真相に迫る

すぐ死ぬんだから結末とネタバレ|夫の隠し子と遺産の真相に迫るを徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。

物語が一気にサスペンスフルな愛憎劇へと舵を切るのが、遺品整理の中で見つかった一通の公正証書遺言と預金通帳の存在です。調査を進める中で、岩造にはなんと30年以上にわたって手当を送り続けていた愛人・木村清美(余貴美子)がおり、さらにその間には大輔(田中偉登)という名の「隠し子」までもうけられていたことが明るみに出ます。

岩造は、自分が亡くなった後に愛人親子が路頭に迷わないよう周到に準備を進めていました。遺言書には、酒屋の敷地の一部や数千万円にのぼる現預金を、実の子である長男・幸男(六角慎司)や長女・由美(坂井真紀)ではなく、愛人の息子である大輔に遺贈する旨が明確に記されていたのです。ハナたちが長年信じて疑わなかった「穏やかで誠実な家長」の姿は、冷徹な二重生活の上に成り立っていた張り子の虎に過ぎませんでした。

ハナの精神的打撃は想像を絶するものでした。自分に向けられていた夫の優しい微笑みや「綺麗だ」という褒め言葉は、すべて罪悪感の裏返し、あるいは愛人との関係を覆い隠すための煙幕だったのか。さらに、遺産相続の事実を知った実の子供たちもまた、母ハナへのいたわりよりも自らの取り分を確保しようと醜い駆け引きを始めます。完璧だったはずの家庭が瓦解していく中、ハナは単身、夫の愛人・清美が営むスナックへと乗り込むことになります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。