失敗しない梅の漬け方決定版!カビ防止と黄金比塩分を徹底解説
梅干し作りの成否は、実を手に入れた瞬間の「鮮度」と「熟度」で8割が決まります。梅酒や梅シロップには青く硬い梅が適していますが、梅干しに青梅を使うと果肉が硬く仕上がり、皮が破れやすくなります。ふっくらと柔らかく口当たりの良い梅干しを作るためには、黄色く色づき、桃のような甘い香りを放つ完熟梅(南高梅など)を選ぶのが絶対条件です。
購入した梅がまだ青い場合は、新聞紙などを敷いた平らなザルに重ならないよう広げ、直射日光の当たらない風通しの良い室内に1〜2日置いて追熟させます。全体が黄色くなり、一部がほんのり赤く色づいた段階が仕込みのベストタイミングです。
仕込みの手順は以下のステップで進めます。
ステップ1:丁寧な水洗いとアク抜き
完熟梅はデリケートなため、傷をつけないようたっぷりの水で優しく洗います。青梅と異なり、完全に熟した梅は長時間水に浸けると果肉がふやけて傷みの原因になるため、水にさらす時間は1時間〜2時間程度にとどめます(完全に黄色い完熟梅なら水洗いのみでアク抜きを省略しても問題ありません)。
ステップ2:徹底的な水分の拭き取り
カビの最大の原因は「水分」です。清潔なキッチンペーパーや乾いた布巾を使い、1粒ずつ丁寧に水気を拭き取ります。ヘタのくぼみには水滴が残りやすいため、入念に確認します。
ステップ3:ヘタ(なり口)の除去
竹串や爪楊枝を使い、ヘタの黒い部分をポロリと優しく取り除きます。金属製の針などは果皮を傷つける恐れがあるため避けましょう。ヘタを残したまま漬けると、渋みやエグみ、カビの原因になります。