身近な睡眠薬や風邪薬に潜むリスク!脳機能を脅かす日常薬の真実

身近な睡眠薬や風邪薬に潜むリスク!脳機能を脅かす日常薬の真実の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

1906年に精神科医アロイス・アルツハイマーが最初に報告したアルツハイマー型認知症は、アミロイドβやタウタンパク質といった異常タンパク質が脳内に蓄積することで神経細胞が脱落していく進行性の病気だ。しかし、高齢者の医療現場では、この真の変性疾患と見分けがつきにくい現象が頻発している。それが薬物有害反応による医原性の認知機能低下だ。

薬の副作用によって集中力が途切れ、言葉がスムーズに出てこなくなり、あたかも認知症が進行したかのように見える症状を「仮性認知症」や「薬剤誘発性認知機能障害」と呼ぶ。本物のアルツハイマー病であれば根本的な病変の進行を抑えることは容易ではないが、薬物有害反応が原因であれば、原因薬剤を適切に見直し・減量することで症状が劇的に改善するケースも少なくない。この境界を見極めることこそが、無用な病名の診断を防ぐ第一歩となる。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。