もう我慢しない!女性のための心地よいセックスと心と体を満たす新常識
性交時の痛みを「慣れれば治る」「相手のために我慢しなければならない」と思い込むのは非常に危険です。性交痛は身体が発している明確なアラートであり、無理を重ねることで痛みを予期して骨盤周りの筋肉が反射的に収縮する「腟痙(ちつけい)」を引き起こす悪循環に陥りかねません。
痛みの発生部位と状態によって、潜んでいる原因は異なります。
- 腟口・浅い部分の痛み:前戯不足や潤滑低下、カンジダなどの外陰炎、または前庭部炎の疑い
- 腟の奥・突き上げられるような痛み:子宮内膜症(チョコレート嚢胞)、子宮腺筋症、骨盤腹膜炎、子宮筋腫などの器質的疾患の可能性
- 全体的なヒリヒリ感・乾燥痛:エストロゲン低下に伴うGSM(閉経関連尿路生殖器症候群・萎縮性腟炎)
痛みが2回以上連続して発生する場合や、性行為後に出血・持続的な下腹部痛を伴う場合は、迷わず婦人科を受診する目安となります。問診の際は「いつから、どの位置が、どのような刺激で痛むか」を率直に伝えることで、適切な軟膏処方や超音波検査による確定診断を受けられます。