浜松のお菓子は名作揃い!地元民が本気で推す極上スイーツ大解剖
浜松の菓子文化を語る上で、株式会社春華堂の功績を避けて通ることはできない。1961年、同社二代目社長の山崎幸一氏の手によって誕生した「うなぎパイ」は、単なる名物菓子の枠組みを越え、日本の観光土産のスタンダードを塗り替えた。うなぎ粉とガーリック、そして厳選されたバターが織りなすパイ生地は、熟練の職人が気温や湿度に合わせて仕込みを調整する。今なお手作業の工程を残すクラフトマンシップの結晶だ。
西区にある「うなぎパイファクトリー」は、工場見学というエンターテインメントを根付かせた先駆けとして年間数十万人が訪れる。だが、春華堂の歩みはそこで止まらない。近年オープンした複合施設「スイーツバンク」は、実物の13倍もの巨大なテーブルや椅子が並ぶ前衛的な空間で世間を驚かせた。そこには、家族団らんの象徴としての菓子文化を未来へつなぐという、創業期からの強い意志が息づいている。