大相撲の大銀杏はいつから結える?関取の特権や薄毛対処法の全真相
大相撲の世界において、髪型は単なる身だしなみではなく、力士の「身分と格付け」を明確に示す厳格な看板です。大相撲の歴史の中で、大銀杏を結うことが公式に許可されるのは、番付が十両(十枚目)以上に昇進した瞬間からとなります。
十両以上の力士は「関取」と呼ばれ、日本相撲協会から月給が支給されるプロの正協会員として扱われます。一方で、幕下以下の力士(力士養成員)は給与が出ず、結う髷も先端を細く丸めた通常の「丁髷(ちょんまげ)」に限定されています。この「大銀杏とちょんまげの違い」こそが、大相撲における天と地ほどの格差を視覚的に物語っています。
ただし、幕下以下の力士であっても例外的に大銀杏を結うことが許される特別なシチュエーションがいくつか存在します。
- 弓取り力士:結びの一番の後に弓取り式を務める力士(幕下力士が務める場合も大銀杏を結う)。
- 初切(しょっきり)担当者:地方巡業などで相撲の禁じ手をコミカルに実演する力士。
- 本場所の十両取組に出場する場合:幕下上位の力士が十両力士と対戦する際、大銀杏を結って土俵に上がる規定。
- 引退相撲・断髪式:幕下以下で土俵を去る力士であっても、最後の断髪式の土俵では大銀杏を結うことが認められる温情措置。
このように、大銀杏は関取のステータスシンボルであると同時に、土俵の神事に携わる格式の証として大切に継承されています。