慶應ミスコンの光と影|歴代グランプリの現在と中止騒動の真相
2016年の広告学研究会解散以降、慶應義塾大学におけるミスコンは複雑な変遷を辿りました。伝統の看板であった「ミス慶應」の名称をめぐり、有志学生による新団体が立ち上がる一方で、複数の異なる団体が独自にコンテストを開催する「乱立状態」が生じたのです。
代表的な主催団体の違いは以下の通りに整理されます。
- ミス慶應コンテスト(ミス慶應実行委員会など):広研解散後、新たに結成された学生有志団体が企画・運営。全学部生を対象とした大規模なWeb投票やイベントを実施。
- ミス慶應SFCコンテスト:湘南藤沢キャンパス(SFC)の学園祭「七夕祭」「秋祭」を拠点とするコンテスト。独自の研究・実践重視の校風を反映した個性的なファイナリストが集まる。
- 慶應ミスキャンパス/ミス慶應義塾:学生プロデュース団体や外部メディア企業と連携したイベント。従来の枠組みに縛られない発信活動を展開。
大学当局は2016年の不祥事以降、ミスコンテストに対して「公認」を与えず一定の距離を保つ方針を採っています。そのため、現在の各コンテストは「慶應義塾大学の公式行事ではなく、独立した学生有志団体または外部連携団体が主催するイベント」という位置づけで運営されています。観客や投票者は、どの団体がどのような理念で運営しているのかを把握した上で応援することが求められます。