てんかん発作の子供を撮影した動画が炎上 ネット拡散と倫理の今
小児科医や脳神経外科の専門家は、子供がてんかんを発症した際、初動における発作の動画記録が診断の精度を飛躍的に高めると指摘する。言葉で症状を説明するのが難しい幼児の場合、目の動きや手足の硬直の仕方を捉えた数秒の動画が、正確な病名特定と適切な投薬計画に直結するからだ。
だが、その臨床価値と「ネット公開」は全く別の問題だ。医療用にスマートフォンで保存することと、世界中に無料公開することは同義ではない。子供自身の同意を得られない年齢での動画共有は、将来的なプライバシー侵害やイジメの引き金になりかねないという懸念が強まっている。