「大迫半端ないって」元ネタの真相と名言誕生秘話!中西主将の現在まで追跡
中西主将が思わず「そんなんできひんやん、普通」と叫んでしまった背景には、当時の大迫勇也選手のプレースタイルが高校生のレベルを遥かに超越していたという確固たる理由があります。
当時の大迫選手は、大会前からJリーグの複数クラブによる争奪戦の末、すでに鹿島アントラーズへの加入が内定していた超高校級ストライカーでした。この第87回大会で大迫選手が叩き出した記録は、なんと1大会10得点。これは現在も破られていない全国高校サッカー選手権の歴代最多得点記録です。
中西主将が特に衝撃を受けたのが、相手DFを背負った状態からの「ポストプレー」と「トラップ技術」でした。通常の高校生DFであれば、背後からプレッシャーをかければボールを奪うかバックパスを選択させることができます。しかし大迫選手は、背後から激しいチャージを受けても強靭な体幹でビクともせず、後方からの難しいロングボールを足元へ完璧に収め、一瞬の反転からシュートまで持ち込んでいました。
マッチアップしたセンターバックだからこそ肌で感じた「次元の違う強さ」。あの言葉は単なる負け惜しみや冗談ではなく、全身全霊でぶつかり合ったトップアスリートが到達した、混じりけのない敬意の表明だったのです。