事業主借とは?事業主貸との違いや確定申告の仕訳・残高リセット解説

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決算書を作成している最中、貸借対照表の事業主借に「△」や「マイナス(−)」の表示がつき、頭を抱える事業者が少なくありません。負債・資本の科目である事業主借がマイナスになる原因は、会計の基本ロジックを無視した入力ミスにあります。

本来、事業主借はプライベートから事業にお金を入れた記録であるため、借方(左側)に計上して残高を減らすか、貸方(右側)に積み上がっていくのが正常です。これがマイナスになる最大の要因は、「以前に立て替えてもらったお金を事業主本人に返済した」つもりで、借方に事業主借を過剰に入力してしまったケースです。

個人事業では、事業から事業主へお金を戻す行為はすべて「事業主貸」で処理するのが原則です。過去の事業主借と直接相殺しようとして借方に事業主借を打ち込み、過去の累計額をオーバーした結果、残高がマイナスへと転落します。また、プライベートの出費を誤って事業主借のマイナスで修正登録するような誤操作も散見されます。貸借対照表上にマイナス残高が放置された決算書は、複式簿記の整合性が崩れている証拠とみなされ、青色申告特別控除の要件審査で厳しくチェックされる要因となります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。