ステビアは人工甘味料?体に悪いと噂される真相と安全性を徹底検証

ステビアは人工甘味料?体に悪いと噂される真相と安全性を徹底検証について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

科学的に安全性が証明されているステビアですが、「天然=何重にも無害」という盲信は危険です。摂取にあたって留意すべき客観的リスクが3点存在します。

第一に、キク科アレルギーのリスクです。ステビアはブタクサ、ヨモギ、カモミールなどと同じキク科の植物です。高度に精製されたステビオール配糖体結晶ではタンパク質が除去されているためアレルギー発症率は極めて稀ですが、キク科植物に対して重篤な花粉症やアナフィラキシー既往歴を持つ方は、念のため微量から試すなどの慎重さが求められます。

第二に、大量摂取による一過性の消化器症状です。ステビア単体では消化管から吸収されないため、一度に大量摂取すると腸内の浸透圧バランスが崩れ、お腹が緩くなったり下痢を引き起こしたりする場合があります。また、市販の「ステビア甘味料」の多くは、使いやすさ(嵩増し)のために糖アルコールであるエリスリトールをベースに配合しています。このエリスリトール自体が一度に多く摂ると便を軟らかくする作用を持つため、ステビアそのものの副作用と混同されがちです。

第三に、脳の「甘味報酬系」への影響です。これはステビアに限りませんが、甘味を感じているにもかかわらずカロリーが体内に入ってこない状態が日常化すると、脳がエネルギー不足と錯覚し、かえって食後の食欲増進を招くのではないかという仮説(代償性過食)が指摘されています。甘味料に過度に依存する食生活そのものを見直す意識が不可欠です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。