猫の耳ダニ薬は市販で効く?黒い耳垢の正体と動物病院の治療徹底比較
Q1:完全室内飼いの成猫ですが、どこから耳ダニに感染したのでしょうか?
A1:完全室内飼いであっても感染経路は存在します。最も多いのは、新しく迎えた保護猫や子猫からの感染、ペットホテルやトリミングサロンでの一時的な接触、あるいはベランダや網戸越しに野良猫と近距離で接触したケースです。また、ごく稀ですが飼い主の衣服や靴に付着したダニが持ち込まれる可能性もゼロではありません。
Q2:市販の人間用消毒液やベビーオイルで耳掃除をして駆除できますか?
A2:絶対にやめてください。人間用の消毒用エタノールやオキシドールは猫の繊細な耳道粘膜に激痛と化学熱傷を与え、症状を劇的に悪化させます。また、オイル類を耳道に注ぐとダニが死滅するどころか、通気性を奪ってマラセチア菌や細菌の爆発的な繁殖を招き、重度の化膿性外耳炎を引き起こす原因になります。
Q3:耳ダニ治療中に同居している犬や別の猫はどうすべきですか?
A3:同居するすべての犬と猫を動物病院へ連れて行き、同時に駆除処置を受ける必要があります。ミミヒゼンダニは犬にも容易に感染します。たとえ現在耳垢が出ていなくても、潜伏期間中である可能性が高いため、全頭一斉治療を行わなければ家庭内での再感染ループを断ち切ることはできません。
Q4:黒い耳垢が消えて痒がらなくなったら、通院をやめても大丈夫ですか?
A4:自己判断での治療終了は再発の最大要因です。耳垢が減っても、耳道の奥に卵や少数の幼虫が残存しているケースが多々あります。卵が再び孵化すれば数週間で元の状態に逆戻りします。必ず獣医師による顕微鏡での再検査を受け、「完全陰性(完治)」の診断が下りるまで決められた投薬スケジュールを完遂してください。