犬のてんかんにさつまいもは危険?良かれの一口が発作を招く衝撃の真相
もし愛犬に与えるのなら、調理器具の選択ひとつでその性質が劇的に変わる事実を知るべきだ。遠赤外線でじっくり加熱された「焼き芋」は、犬にとって最もリスキーな形態といえる。さつまいもに含まれるβ-アミラーゼが長時間活性化し、デンプンを爆発的な量の麦芽糖(マルトース)へと変換してしまうからだ。
反対に、短時間で一気に火を通す「蒸し」や「茹で」であれば、糖化のプロセスをある程度抑え込むことができる。さらに一度加熱したものを冷蔵庫でしっかり冷やすと、デンプンの一部が「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」へと変化する。腸内細菌のエサとなり、大腸で短鎖脂肪酸を生み出し、血糖値の急上昇をブロックする緩衝材へと様変わりするのだ。
同じ一本の芋でも、調理科学の知識があるかないかで、脳へのインパクトは天と地ほど変わる。