モスバーガー値段推移を追跡!創業120円からの歴代価格と値上げの真相
近年の価格改定を振り返ると、2026年代以降の値上げペースは過去数十年と比較しても際立っています。モスバーガーが相次ぐ値上げに踏み切らざるを得なかった背景には、単一の要因にとどまらない構造的なコスト上昇が存在します。
最大の要因は原材料費の世界的な高騰です。パティに使用する牛肉・豚肉の輸入価格の上昇をはじめ、バンズの主原料である小麦、揚げ油に使用する食用油脂、さらにはテリヤキソースや特製ミートソースのベースとなるトマトペーストや調味料に至るまで、あらゆる仕入れコストが急騰しました。
さらに、包装資材や包材のコスト増や、ウクライナ情勢等に端を発したエネルギー価格の高騰(店舗の光熱費や配送燃料費の上昇)が追い打ちをかけました。全国の店舗網を支える物流インフラの維持コストも増大しています。
加えて見逃せないのが、モスバーガー独自の強みである「国産生野菜」の調達コストです。同社は全国約2,500軒以上の契約農家から、減農薬・有機質肥料を基本とした生野菜を直接仕入れています。異常気象や天候不順による野菜の不作リスク、および農業現場における肥料代やビニールハウス暖房費の高騰は、仕入れ価格に直結します。安価な輸入冷凍野菜へ切り替えることなく、生野菜の鮮度と安全性を死守するためのコストが、現在の価格設定に反映されているのです。