11月の北海道観光は本当に損?オフシーズンの実態と失敗しない秘訣
晩秋から初冬へ移ろう11月は、夜間景観と光の演出が道内全域で息を吹き返す季節です。空気が乾燥し、大気中の水蒸気やチリが減少することで、夏場よりも遠景の明かりが鮮明に浮かび上がります。
札幌市の大通公園では、例年11月下旬(第4金曜日頃)から「さっぽろホワイトイルミネーション」が幕を開けます。大通公園各丁目を彩る数十万個のLEDオブジェが、初雪で白く染まり始めた地面に反射する光景は、11月下旬ならではの幻想的な情緒を生み出します。併設される「ミュンヘン・クリスマス市」では、本場ドイツのグリューワインや焼きソーセージを手に、一足早いホリデーシーズンの高揚感を味わえます。
港町・小樽では、11月上旬から冬期ロングランイベント「小樽ゆき物語」が始動します。特に見逃せないのが「青の運河」と呼ばれる特別ライトアップです。通常は暖色系のガス灯で照らされる小樽運河が、約1万個の青色LEDで幻想的に染め上げられます。夕暮れ時のブルーアワー(日没後20分前後)に訪れれば、ノスタルジックな石造り倉庫群と青い光のグラデーションが水面に映り込み、息をのむ美しさを目撃できます。
さらに函館に目を向けると、「世界三大夜景」と称される函館山からの眺望がベストシーズンを迎えます。11月の函館山は日没時間が16時30分前後と早く、夕方早い時間帯から漆黒の津軽海峡と扇状に広がる市街地の光芒を鑑賞できます。山頂展望台は吹き曝しの海風により体感温度がマイナス5℃以下まで低下するため、手袋と耳あて、防風ダウンの着用が絶対条件となります。