R&Bとは何の略?ソウルやヒップホップとの違いと名曲の歴史を徹底解説

R&Bとは何の略?ソウルやヒップホップとの違いと名曲の歴史を徹底解説に関する疑問を丁寧にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

日常会話や音楽番組で頻繁に使われるR&Bの意味について、単なる音楽スタイルではなく、社会運動と密接に結びついた歴史的背景から紐解いていきましょう。結論から言えば、R&B何の略かという疑問の答えはリズム・アンド・ブルース(Rhythm and Blues)です。4つ打ちや跳ねるような強いバックビート(リズム)と、黒人たちの哀愁や生活の叫びを歌うブルース(Blues)が融合した音楽形態を指します。

しかし、この言葉がメディアの公の場に登場した瞬間には、アメリカ社会における大きなターニングポイントが存在していました。R&Bの歴史とルーツを辿ると、決定的な契機となったのは1949年です。米音楽誌『ビルボード』の記者であり、後に名門アトランティック・レコードを率いる伝説的プロデューサーとなるジェリー・ウェクスラー(Jerry Wexler)が、当時チャート名として使われていた「レース・レコード(Race Records=人種レコード)」という露骨な差別用語を廃止し、代替として提唱したのが「リズム&ブルース」というカテゴリーでした。

ウェクスラーは後年の回想録の中で、「より尊厳があり、黒人コミュニティの生命力と躍動感を称える名称が必要だった」と語っています。第二次世界大戦後のアメリカ北部都市部(シカゴやニューヨーク)へ南部から移住したアフリカ系アメリカ人たちが、アコースティックなブルースにエレキギターやサックスの力強いホーンセクション、そしてダンスを誘うスウィングビートを持ち込んだことで、初期のジャンプ・ブルースやドゥーワップが誕生しました。これが、今日まで連綿と受け継がれるR&Bの揺るぎない原点です。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。