スイスの巨人が足元を塗り替える。2026年、なぜ街中もランニングコースも「On」に支配されたのか

スイスの巨人が足元を塗り替える。2026年、なぜ街中もランニングコースも「On」に支配されたのかを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。

環境意識の高いヨーロッパ発のブランドらしく、オンはサステナビリティの領域でも業界を一歩リードしている。象徴的なのが、完全リサイクル可能なランニングシューズを定額制サブスクリプションで提供する「Cyclon(サイクロン)」プログラムだ。使い古したシューズを返却すると、新しいシューズと交換され、回収された靴は100%次のシューズの原料へと生まれ変わる。

環境負荷の軽減をアピールするブランドは数知れないが、ビジネスモデルそのものを「売り切り型」から「完全循環型」へと変革させた例は極めて稀だ。環境保護を説教くさく語るのではなく、クールで革新的なユーザー体験として提案する。この姿勢が、サステナビリティに対して目が肥えた現代の消費者の心を掴んで放さない。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。