自衛隊札幌病院は一般人も受診可能?真駒内移転後の評判と紹介状の真相
自衛隊札幌病院の歴史を振り返る上で外せないのが、かつて札幌市中央区南26条西7丁目に存在した旧施設からの移転プロジェクトです。旧札幌病院は昭和30年の開設以来、長きにわたり地域医療を支えてきましたが、建物の老朽化と狭隘化が深刻な課題となっていました。有事や大規模自然災害時の拠点病院としての即応性を高めるため、防衛省は大規模な再編計画を策定しました。
2015年(平成27年)3月、陸上自衛隊真駒内駐屯地の敷地内(西側エリア)へ新築移転が完了しました。この自衛隊札幌病院の移転経緯における最大のトピックは、災害拠点としての強靭なインフラ整備です。新病院は地上4階建ての免震構造を採用し、ヘリポートの直結や非常用電源・給水設備の強化など、北海道全域で大規模災害が発生した際にも医療機能を維持できる設計が施されました。
また、施設移転に伴いMRIやマルチスライスCTなどの画像診断機器が一新され、病棟の居住性も大幅に向上しました。「かつての南26条時代の古めかしいイメージ」は完全に払拭され、現在ではホテルのような清潔感と開放的な待合ロビーを備えた、道内屈指の近代医療施設として機能しています。