慶應女子ラクロス部「Ascend」の真相|日本一奪還へ挑むパイオニアの革新と矜持
100名を超える部員を抱える運動部において、最大の課題はモチベーションの維持である。試合に出られない部員がモチベーションを失えば、組織は内側から脆く崩れ去る。慶應女子ラクロス部はその課題に正面から向き合ってきた。
下級生の台頭と60名を超える新入部員の育成システム
新入生は毎年50名から60名規模で加入する。高校時代に他競技で実績を残したアスリートもいれば、大学からラクロスを始める初心者も多い。徹底した育成プログラムと上級生による一対一の指導体制が、初心者をわずか1年で主力級へと変貌させる。準リーグ12回のVリーグ優勝という実績は、層の厚さこそが慶應の本体であることを物語っている。