48年目の衝撃:なぜ田宮二郎の「真実」は2026年の今も私たちを揺さぶるのか
彼のキャリアを語る上で避けて通れないのが、1968年に起きた大映からの解雇事件だ。ポスターの掲載順位、いわゆる「序列」を巡る争いから当時の社長と決定的に対立。当時の映画界を縛っていた「五社協定」の締め出しを受け、スクリーンから追放されるという憂き目に遭った。
しかし、彼は折れなかった。干された男が主戦場として選んだのは、当時「映画より格下」と見なされていたテレビの世界だった。自らの価値を信じ、既成の権力構造にたった一人で反旗を翻した姿は、時代を先取りした独立系アーティストの戦いそのものだった。