ニキビができそうで触ると痛い!皮膚深部の炎症と悪化防ぐ鉄則

ニキビができそうで触ると痛い!皮膚深部の炎症と悪化防ぐ鉄則の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

触ると痛い腫れ物は、すべてが一般的なニキビとは限りません。特に鼻の頭や小鼻の脇、上唇の周囲といった「顔面危険三角(デンジャー・トライアングル)」と呼ばれる部位に発生する激痛を伴うしこりは、ニキビではなく面疔(めんちょう)の可能性を疑う必要があります。

臨床現場の調査報告によると、顔面の有痛性結節で皮膚科を受診した患者のうち、約15〜20%が尋常性ざ瘡(一般的なニキビ)ではなく、黄色ブドウ球菌の感染による毛嚢炎・せつ(面疔)と診断されたデータも存在します。両者は原因菌も治療法も異なるため、正確な見極めが欠かせません。

病態・項目主な原因菌・発症部位自覚症状と痛みの特徴編集部の見解・対処方針初期の赤ニキビ・こもりニキビアクネ菌(Cutibacterium acnes)
額、頬、あご、フェイスライン押すとツンとした痛みがある。熱感は局所的で微弱。市販の抗炎症薬や抗生剤外用、刺激を遮断するスキンケアで初期鎮静が可能。面疔(せつ・癤)黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
鼻柱、小鼻周辺、上唇上部触れなくてもズキズキと脈打つ拍動痛。強い熱感、発熱を伴う場合がある。面疔 ニキビ 見分け方の重要指標は拍動痛と急激な腫れ。自己判断せず速やかに皮膚科へ。粉瘤(アテローム)細菌感染ではなく皮膚内部の袋状組織
耳周囲、首、頬など全身平時は無痛だが、二次感染を起こすと激痛と異臭を伴う膿が生じる。ニキビ治療薬は一切効果なし。外科的摘出が必要となるため皮膚科・形成外科受診が必須。

痛みが指で触れたときだけなのか、それとも安静にしていても脈打つように痛むのかは極めて重要な判断軸です。もしも触れずともジンジンとした熱を帯びた痛みが続く場合は、面疔をはじめとする深部感染症の疑いが強いため、セルフケアに頼らず直ちに専門医の診察を受ける必要があります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。