ニキビができそうで触ると痛い!皮膚深部の炎症と悪化防ぐ鉄則
触ると痛い腫れ物は、すべてが一般的なニキビとは限りません。特に鼻の頭や小鼻の脇、上唇の周囲といった「顔面危険三角(デンジャー・トライアングル)」と呼ばれる部位に発生する激痛を伴うしこりは、ニキビではなく面疔(めんちょう)の可能性を疑う必要があります。
臨床現場の調査報告によると、顔面の有痛性結節で皮膚科を受診した患者のうち、約15〜20%が尋常性ざ瘡(一般的なニキビ)ではなく、黄色ブドウ球菌の感染による毛嚢炎・せつ(面疔)と診断されたデータも存在します。両者は原因菌も治療法も異なるため、正確な見極めが欠かせません。
痛みが指で触れたときだけなのか、それとも安静にしていても脈打つように痛むのかは極めて重要な判断軸です。もしも触れずともジンジンとした熱を帯びた痛みが続く場合は、面疔をはじめとする深部感染症の疑いが強いため、セルフケアに頼らず直ちに専門医の診察を受ける必要があります。