『千と千尋の神隠し』大根の神様・おしら様の正体と千尋を助けた理由

話題沸騰中の 『千と千尋の神隠し』大根の神様・おしら様の正体と千尋を助けた理由について、主要な情報を整理して公開しています。

物語の中盤、千尋が最上階の湯婆婆の部屋へ向かうエレベーターのシーンは、息をのむ緊迫感に満ちている。人間であることが露呈すれば、油屋のあやかし達に危害を加えられかねない極限状態。そこで千尋の隣に乗り込んできたのが、ほかでもないおしら様だった。

言葉を発することのないおしら様は、千尋が人間であることに気づきながらも通報するどころか、巨体を滑り込ませて後続の客から千尋の姿を覆い隠す。さらに、目的の階に到着した際には、千尋が降りやすいようさりげなく空間を作り出す素振りさえ見せた。なぜ彼は一人の人間の少女を助けたのか。考察者の間では「純粋に頑張る者への無言の加護」「油屋という資本主義的で冷酷な空間において、自然界の神が示した慈愛」など、多様な解釈がなされている。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。