なぜ4語だけ?ありおりはべりいまそかりの謎と共通テスト攻略法

なぜ4語だけ?ありおりはべりいまそかりの謎と共通テスト攻略法とはどのようなものなのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。

大学受験古典文法の基礎を固めるうえで、4語の意味と敬語の性質を明確に区別しておくことは不可欠です。特に「はべり」と「いまそかり」は、頻出する敬語動詞の代表格であり、文章の主語を特定する指標になります。

動詞(基本形)現代語訳・主な意味敬語の種類と役割入試・共通テストでの着眼点あり(有り・在り)存在する、生きている、時を過ごすなし(地のことば)連体形「ある」や已然形「あれ」に接続する助動詞の識別に直結する。おり(居り)座っている、じっとしている、存在するなし(地のことば)ワ行上一段活用「ゐる(居る)」との混同に注意。動作の静止状態を示す。はべり(侍り)お控えする/〜ございます、〜です・ます謙譲語(本動詞)
丁寧語(本動詞・補助動詞)はべりの敬語と意味は会話文・手紙文で頻出。話し手の聞き手に対する敬意を識別。いまそかり(いますがり)いらっしゃる、おいでになる/〜ていらっしゃる尊敬語(最高敬語に準ずる高待遇)主語が天皇・皇族・貴族などの高貴な人物であることを見抜く強力なアンカーとなる。

ここで特に差がつくポイントが、いまそかりの意味と現代語訳です。「あり」「をり」の尊敬語であり、現代語訳としては「いらっしゃる」「おいでになる」と訳します。さらに補助動詞として用いられる場合は「〜ていらっしゃる」となり、動作主に対する強い敬意を表します。古典作品を読解する際、主語が省略されている場面で「いまそかり」が登場すれば、その文の主語は即座に「身分の高い人物」に限定されるため、ストーリー展開の迷子を防ぐ重要な道標となります。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。