太平サブロー・シロー独立劇の真相と現代に響く天才漫才師の光と影
独立後の厳しい苦境の中、コンビ間の微妙な熱量のズレや方向性の違いが表面化し、1992年にコンビは事実上の解散を迎える。サブローはその後、単身で吉本興業への復帰を果たし、タレントや司会者として地道な努力を重ねて再び第一線へと返り咲いた。一方のシローも放送作家やタレントとして活動を試みたが、病魔や人生の荒波に苦しめられることとなる。
かつて一世を風靡した黄金コンビの友情は途絶えたかに思われたが、晩年には陰で連絡を取り合い、互いの境遇を思いやる密かな交流が続いていたという。しかし2012年、太平シローが55歳という若さで突如この世を去る。早すぎる訃報にサブローは涙を流し、相方への深い感謝と切ない思いを語った。公には見せなかった絆と秘話が、そこには残されていた。