月9『好きな人がいること』主題歌の歌手は誰?Jyの現在と名曲の真相
ドラマのオープニングで響き渡る透き通るような歌声に、「このキュートな歌声を響かせている歌手は一体誰なのか?」と日本中が耳をそばだてました。クレジットに記されていたシンガーネームは「JY」。その正体こそ、かつて「ミスター」のヒップダンスでアジア中を熱狂の渦に巻き込んだ伝説的K-POPグループ、KARAの元最年少メンバー・知英(ジヨン)です。
知英は2008年、弱冠14歳でKARAに電撃加入。天真爛漫なキャラクターと抜群のスタイル、たゆまぬ努力でグループを瞬く間にトップアイドルへと押し上げました。しかし、2014年4月に所属事務所との専属契約満了に伴いグループを電撃脱退。当時、芸能界の内外では様々な臆測が飛び交いましたが、本人は「語学と演技の基礎を学び直し、一人の表現者として自立したい」という強い信念のもと、単身イギリス・ロンドンへと留学の途に就きます。
帰国後の2014年8月、日本の芸能事務所スウィートパワーとマネジメント契約を結び、女優「知英」として日本での芸能活動を再開。映画『暗殺教室』でのセクシーな暗殺者イリーナ・イェラビッチ役や、ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』のゆきめ役など、流暢な日本語を操る国際派女優として目覚ましい変貌を遂げました。そうした俳優活動と並行し、アーティストとしての才能を純粋に届けるべく、素性を伏せた「謎のシンガーJY」名義で2016年3月にドラマ『ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜』主題歌「最後のサヨナラ」でデビューを果たしたのです。
そして同年7月、彼女のソロキャリアの決定打となったのが月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌起用でした。フジテレビの制作統括チームが明かした起用理由によると、「不器用ながらも仕事と恋愛に全力でぶつかるヒロインの心情を、透明感と弾けるようなポップさで歌い上げられる稀有なボーカリスト」として、知英に白羽の矢が立てられました。元KARAという輝かしい看板を一度下ろし、自らの歌唱力一本で勝負を挑んだ彼女の覚悟が、ドラマのプロットと奇跡的なシンクロを生み出した瞬間でした。