【2026年現地ルポ】「役所」の概念が変わる!市民が集いデジタルが躍動する長崎の最新行政拠点
エレベーターで一気に上層階へ上がると、目の前に広がるのは長崎の港町を一望する大パノラマだ。19階の展望デッキと食堂エリアは、開庁時間外や週末も広く市民に開放されている。地元の新鮮な食材を使ったランチを楽しむオフィスワーカー、勉強に励む高校生、そして観光ガイドブックを手にした旅人が同じ空間を共有する。
「行政の敷居を極限まで下げること」が新庁舎設計の根幹にあった。行政機関という堅苦しい枠組みを外したことで、市民が地域課題を話し合うワークショップや、地元のクリエイターによるマルシェが頻繁に開催されるようになった。庁舎自体が人と人、人と街をつなぐハブとして機能しているのだ。