500ミリペットボトルの異変!価格改定と容量削減の真相に迫る
PETボトルリサイクル推進協議会が掲げる高い回収率を基盤に、いま業界全体が総力を挙げて取り組んでいるのが「ボトルtoボトル完全循環プロジェクト2026」だ。使い終わったボトルを再び同一品質の飲料ボトルへと再生する水平リサイクルは、サーキュラーエコノミーの実現に向けた象徴的な取り組みとして注目を集める。
しかし、理想の裏にはシビアなコストの壁が存在する。使用済みボトルを回収・洗浄・再ペレット化するプロセスには膨大な電力と専用の精製設備が必要であり、再生樹脂の製造コストは市場の原油安局面においてはバージン樹脂を上回るケースすらある。それでも業界がこの循環路線を突き進むのは、将来的に課される可能性が高い炭素税や環境規制リスクを考慮すれば、座して石油に依存し続ける方がはるかにリスクが高いと判断しているからだ。