バイクカバー外した後はどうする?放置の危険とプロ直伝の収納術
多くのライダーが最も頭を悩ませるのが、雨天走行後の取り扱いや、朝露でびしょ濡れになったカバーの処遇です。取材班がケミカルメーカーの研究員に取材したところ、衝撃的な事実が判明しました。カバーの内側に施されている防水PU(ポリウレタン)コーティングは、水分と熱が滞留することで「加水分解」を起こし、わずか数ヶ月でボロボロに剥がれ落ちてしまうという点です。
良かれと思って購入した頑丈なプラスチック製ストッカーであっても、バイクカバー濡れたまま収納を強行すれば、内部湿度は90%以上に達し、高温多湿な春から夏にかけては24時間以内に黒カビの胞子が爆発的に増殖します。これを知らずに帰宅後、再びバイクへ被せるとどうなるでしょうか。カビの胞子と強烈な湿気がエンジン熱で蒸され、バイクのアルミパーツには白い粉状の腐食(白サビ)が発生し、電気系統の接触不良すら引き起こす原因になります。
日常のルーティンで徹底すべきバイクカバー乾燥方法とバイクカバーカビ対策の鉄則は以下の通りです。
- 水分を払ってから畳む:外す直前にカバー表面をバサバサと軽く波打たせ、大粒の水滴を弾き飛ばす(撥水スプレーを定期塗布しておくと水滴の離れが劇的に向上)。
- 通気スペースでの陰干し:帰宅までの間、直射日光を避けた風通しの良い軒下やベランダで、物干し竿を2本使った「M字干し」を行うことで乾燥時間を3分の1に短縮可能。
- 収納ボックスの吸湿対策:ボックス保管を選択する場合は、底面にすのこを敷き、工業用の大型シリカゲル除湿剤を併設することが必須条件。
「濡れたカバーをそのまま車庫の隅に丸めておいたら、1週間で内側がぬめり、異臭で被せられなくなった」というベテランの手記にもあるように、湿気対策を軽視した代償はすべてライダー自身の財布と愛車に跳ね返ってきます。