サワーやハイボールと何が違う?チューハイの基本とヒットの裏側
日本のRTD飲料シーンを牽引するのは、確かな技術と独自のブランディングを持つ大手3社だ。各社はそれぞれの強みを活かした商品展開で、ファンの心を掴んで放さない。
まず、パイオニアとして不動の地位を築いているのが宝酒造株式会社である。1984年に日本初の缶チューハイ「タカラcanチューハイ」を発売して以来、本格的な焼酎の味わいにこだわり続けている。同社の「焼酎ハイボール」シリーズは、キレのあるドライな味わいと甘味料ゼロ・糖質ゼロなどの特長で、酒場通や辛口好みの層から絶大な支持を得ている。
対するキリンホールディングス株式会社は、革新的な技術で市場に風穴を開けてきた。2001年に登場した「氷結」シリーズは、ウォッカベースにフレッシュな果汁を合わせるという当時としては画期的なコンセプトで大ヒットを記録。現在もみずみずしい果実感と洗練されたパッケージデザインで、幅広い年代の心を掴み続けている。
そしてサントリーホールディングス株式会社は、圧倒的な商品ラインナップとアイデアで市場を激震させている。果実を瞬間凍結させて丸ごと粉砕する技術を用いた「-196℃」シリーズや、アルコール度数3%でやさしい味わいの「ほろよい」、さらには居酒屋のレモンサワーを徹底研究した「こだわり酒場のレモンサワー」など、多様化するニーズに完璧に応える商品群を展開する。