リニアで長野県が「わがまま」と呼ばれた理由とJr東海対立の真相
2026年現在、長野県内におけるリニア関連工事は山岳トンネルや高架橋を中心に本格的な施工段階にあります。特に最大の難所とされる南アルプストンネル長野工区(大鹿村周辺)や、伊那山地トンネルの掘削作業が進められています。
しかし、現場が平穏無事というわけではありません。大型工事用ダンプカーの通行による生活道路の渋滞・安全問題、掘削残土の最終処分地の確保、さらには一部地域での湧水減少への懸念など、地元住民との細かな合意形成が今も継続的に求められています。
さらに影を落としているのが、静岡工区の遅延に起因する全体の開業時期延期です。当初目標とされていた2027年開業が大幅にずれ込み、2034年以降へと延期されたことで、長野県内のまちづくり計画にも大きな狂いが生じています。飯田市周辺で進められてきた駅周辺開発や観光・産業誘致の投資回収が先送りとなり、地元経済界からは早期開業を求める声と同時に、長期化する負担への懸念が高まっています。