倖田來未とMisonoの現在|不仲説の真相と姉妹の絆を徹底解説
なぜこれほど絆の深い2人に、長年「不仲説」が付きまとったのでしょうか。その真相を辿ると、平成の芸能界における特殊なデビュー時期と、メディアによる過度なコントラスト付けという構造的要因が浮かび上がってきます。
年齢差は約2歳(倖田來未が1982年11月生まれ、misonoが1984年10月生まれ)。先に脚光を浴びたのは、実は妹のmisonoでした。2002年、五十嵐充プロデュースの「day after tomorrow」のボーカルとして大型新人待遇でデビューしたmisonoは、瞬く間にヒットチャートの常連となり、日本レコード大賞新人賞を受賞します。一方、2000年に先行してソロデビューしていた姉の倖田來未は、クラブ通いや下積みの苦渋を味わっており、当時は「misonoの姉」と紹介される屈辱を味わったと後年の特番インタビューでも振り返っています。
風向きが完全に逆転したのは2004〜2005年、「エロかっこいい」の代名詞とともに倖田來未が社会現象的な大ブレイクを果たした時期です。ミリオンセラーを連発し歌姫の頂点へと上り詰めた姉と、グループ活動休止を経てソロやタレント業へ舵を切った妹。当時のワイドショーや週刊誌は、この劇的な逆転劇を「姉妹の確執」「愛憎劇」としてセンセーショナルに書き立てました。
misono自身も過去のバラエティ番組において、「姉と比較されることへの激しいコンプレックス」「何を歌っても倖田來未の妹と呼ばれる苛立ち」を赤裸々に吐露したことがあります。しかし、それは相手を憎悪する不仲ではなく、同じ血を引き、同じフィールドで戦う若き表現者ゆえの純粋な葛藤でした。後述する2009年の姉妹コラボレーションを契機に、2人は互いの才能と立ち位置を真っ向から認め合い、世間の不仲説を実力で払拭していきました。