暴力団壊滅へ挑むマル暴の極秘裏捜査!変貌する地下組織の実態
警察の歴史において、ヤクザとの直接対決を担ってきた象徴といえば「四課」、すなわち捜査第四課の存在を置いて他にない。かつて警視庁をはじめとする各都道府県警察の捜査第四課は、凶悪な暴力団抗争を力でねじ伏せる武闘派刑事たちの巣窟であり、その存在感は警察行政の中でも異彩を放っていた。仁義なき抗争を現場で食い止める彼らの姿は、警察組織の誇りでもあった。
しかし、時代とともに犯罪の形態が国際化・多国籍化し、銃器や薬物の密輸ルートが複雑怪奇を極めるようになると、組織の抜本的な再編が不可欠となった。こうして誕生したのが警視庁組織犯罪対策部である。従来の暴力団対策にとどまらず、外国人犯罪組織やマネーロンダリング、不法滞在などを横断的に取り締まる統合部門として機能するようになり、四課の培った現場力はより高度な組織力へと昇華された。時代が変わろうとも、現場に脈々と受け継がれる「マル暴魂」は、今も形を変えて息づいている。