アミスター20フロアブルの効果と希釈倍率!耐性菌を防ぐ使い方を検証

今注目を集めている アミスター20フロアブルの効果と希釈倍率!耐性菌を防ぐ使い方を検証について、詳しいまとめを整理して公開しています。

ネット上のQ&Aサイトや園芸コミュニティでは、「以前は劇的に効いたのに最近効かなくなった」「毎回これを使えば病気知らず」といった極端な言説が見受けられます。しかし、ここに最大の盲点が存在します。

アゾキシストロビンが属するFRACコード11(QoI殺菌剤)は、世界的に見ても耐性菌の発達リスクが最も高いグループの一つです。病原菌の標的タンパク質におけるアミノ酸がわずか1箇所変異するだけで(点突然変異)、薬剤への感受性を一気に喪失します。

確実なアミスター20フロアブル耐性菌対策を実行するためには、以下のルールを厳格に順守しなければなりません。

  • 同一作期での連続散布を絶対に避ける:アミスターを1回散布したら、次回は必ず異なる作用機構(FRACコード3のDMI剤、FRACコード7のSDHI剤、または無機銅・多作用点接触剤など)を挟む。
  • 治療目的での乱用を慎む:病変がすでに拡大した状態で高濃度散布を繰り返すと、生き残った変異株だけを選抜淘汰し、圃場全体に耐性菌を蔓延させる引き金になる。

もう一つの重大な注意点として、特定品種に対する強い感受性薬害が挙げられます。アミスターはリンゴの「ガラ」「マッキントッシュ」などの特定品種に対して強い薬害(落葉・褐変)を引き起こします。近隣にリンゴ園がある圃場では、ドリフト(飛散)による重大なトラブルを防ぐため、風向きやノズル選定に細心の配慮が必要です。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。