喰らうか、護るか。エシカル・ビーガンが突きつける「消費の正義」と社会の変容

喰らうか、護るか。エシカル・ビーガンが突きつける「消費の正義」と社会の変容にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

エシカル・ビーガンの波は、食品市場にとどまらず、ライフスタイルマーケット全体を大きく再編しています。

ヴィーガンレザーとアニマルフリーファッションの進化

かつて革製品の代替品といえば石油由来の合成皮革が主流でしたが、環境負荷の高さが課題でした。しかし現在では、パイナップルの葉から作られる「Pinatex(ピニャテックス)」や、サボテン、キノコの菌糸体から作られる「Mycelium(マイセリウム)」など、植物由来のバイオベースド・ヴィーガンレザーが急速に開発されています。ステラ・マッカートニーをはじめとするラグジュアリーブランドも動物皮革やリアルファーの使用廃止(ファー・フリー)を打ち出し、トレンドは大きく変化しました。

化粧品分野における動物実験撤廃の潮流

「クルエルティフリー(Cruelty-Free)」という概念も急速に浸透しています。これは、製品の開発・製造過程において一切の動物実験を行っていないことを証明するマークです。EU(欧州連合)では2013年に化粧品の動物実験を行った原料の販売が全面禁止され、国際的な基準となりつつあります。消費者はウサギの形をした「Leaping Bunny」認証マークなどを目安に、倫理的な商品選択を行うことが可能となっています。

クルエルティフリー製品と植物由来の代替品
池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。