チャーシューの煮汁を捨てるのは大損!プロ直伝の絶品活用術&保存の真相
脂を分離した煮汁は、通常の醤油やめんつゆでは到底出せない奥深いコクを宿しています。毎日の献立を一瞬で格上げする、代表的な5つの展開手法を整理しました。
第1に挙げるべきは、ラーメン店のような仕上がりを実現するチャーシュー煮汁 煮卵 味玉 作り方です。沸騰した湯で6分半から7分茹でて氷水で急冷した半熟卵を用意し、ジッパー付き保存袋に煮汁と共に入れます。タレの塩分濃度が濃い場合は水または酒を煮切ったもので1.5倍ほどに薄め、漬け込み時間は3時間から半日がベストです。一晩以上放置すると白身が脱水されてゴムのような食感になり、塩辛くなりすぎるため、漬かり具合を見極めてタレから引き上げるのが鉄則です。
第2は、米の一粒一粒に肉の旨味を染み込ませるチャーシュー煮汁 炊き込みご飯です。研いだ米2合に対し、煮汁を大さじ3〜4杯加え、不足分の水を通常の目盛線まで注ぎます。具材にはキノコ類やごぼう、油揚げを加えることで、豚肉の動物性油脂と植物性の香りが調和し、料亭の炊き込みご飯に匹敵する重厚な香りが立ち上ります。
第3に、街中華のパラパラ感を再現するチャーシュー煮汁 チャーハン 炒飯への応用です。ここで活きるのが、先ほど取り分けた「純白の自家製ラード」です。フライパンにこのラードを熱して卵とご飯を炒め、仕上げの鍋肌に煮汁を小さじ1〜2杯回し入れます。強火で熱せられたタレがメイラード反応を起こし、香ばしい焦がし醤油の風味が米粒全体をコーティングします。
第4は、異国情緒あふれるチャーシュー煮汁 ルーローハン(台湾風豚そぼろご飯)への早変わりです。豚ひき肉や角切り肉を炒め、煮汁に五香粉(ウーシャンフェン)をひと振り加えて煮詰めるだけで、何時間も煮込んだような本格屋台の味がわずか10分で完成します。
そして第5のアレンジが、家庭料理の二大定番であるチャーシュー煮汁 カレー 隠し味およびチャーシュー煮汁 ラーメンスープ アレンジです。カレーの煮込み段階で煮汁をおたま1杯加えるだけで、翌日カレーのような熟成されたコクが即座に生まれます。また、市販の中華スープの素(大さじ1)と湯(300ml)に煮汁を大さじ2加えれば、化学調味料の角が取れた本格派の醤油ラーメンスープが立ち上がります。