医療脱毛はいつ抜ける?1〜2週間でポロポロ抜けない決定的な理由と真相
医療レーザーを照射した毛は、その場で瞬時に消滅するわけではありません。レーザーの熱エネルギーによって毛根組織が不可逆的なダメージを受け、毛球部が破壊された後、皮膚の自然な代謝(ターンオーバー)に伴って徐々に体外へと押し出されていきます。
照射後から毛が完全に抜け落ちるまでの一般的な経過は以下の通りです。
照射直後から3日目頃までは、毛穴周辺に軽い赤みや毛嚢炎のような反応が見られることがありますが、毛自体には目立った変化が起きません。むしろ「毛が伸びてきた」ように感じられます。これは毛が成長しているのではなく、破壊された毛根が皮膚の押し出し作用によって表面へせり上がってきている現象です。
変化が明確になるのは7日〜10日目頃です。入浴時にタオルで体を洗ったり、指で軽くつまんだりした際に、抵抗なくスルスルと滑り落ちるように毛が抜け始めます。これが一般に言われる「ポロポロ期」であり、施術後2週間(14日目)を迎える頃には、今回の照射で反応した毛の大部分が脱落を完了します。
また、照射部位の毛質や皮膚の厚みによっても、抜け落ちる日数には差異が見られます。
- VIO・ワキ・ヒゲ(剛毛部位):メラニン色素が濃いためレーザーが強く反応し、照射後7〜10日前後からまとまって抜け始めます。特にVIO医療脱毛の抜け始めは下着との摩擦で自然に脱落することが多く、効果を視覚的に最も実感しやすい部位です。
- 腕・脚・背中・顔(産毛〜普通毛部位):メラニン量が中等度以下のため、押し出される速度はやや穏やかで、脱落完了までに10日〜3週間程度を要します。
なお、高出力の熱破壊式レーザーを太い毛に照射した際、毛が毛穴から一瞬で弾け飛ぶ「ポップアップ現象」が起きることがあります。これは毛根が急激に熱膨張して皮膚外へ飛び出す現象であり、高い脱毛効果が得られた証拠の一つですが、ポップアップが起きなかった毛であっても1〜2週間かけて正常に脱落するため心配はありません。