激変する都立大久保病院の受診ルールと新宿を支える救急の舞台裏
新宿区という土地柄、夜間になると同院の救急外来は別の表情を見せる。救急指定病院として年中無休・24時間体制で稼働する救急診療部には、重篤な内科疾患から繁華街特有の外傷、急性アルコール中毒まで、多種多様な急患が運び込まれる。まさに都市の急性期医療を支える防波堤だ。
外国人居住者や観光客の多いエリア特性を反映し、医療通訳の配備や多言語翻訳デバイスの導入など、言葉の壁を乗り越える試みも定着した。トリアージナースが患者の重症度を瞬時に見極め、一分一秒を争う重症患者へリソースを集中させる。軽症患者が夜間に安易に救急外来を利用した場合、長時間の待機や専門外来への後日誘導となるのは、この命の最前線を維持するための必然的な措置といえる。