目の下のブツブツの正体と原因は?稗粒腫・汗管腫の除去法と費用を徹底解説
下まぶた周辺に発生する隆起物は、外見が似通っていても皮膚内部で起きている現象は多種多様です。皮膚科学会が提示する診断基準に基づき、代表的な4つの原因疾患を整理します。
1つ目は、最も頻度が高い稗粒腫(はいりゅうしゅ/ひりゅうしゅ)です。毛穴の奥にある毛包や皮脂腺の導管、あるいは汗腺の出口に、古い角質や皮脂が袋状に溜まった1〜2mm程度の硬い良性腫瘍です。指で触れるとコリコリとした小さな球状の感触があり、光を当てると白〜黄白色の粒として視認できます。肌のターンオーバーの乱れや、摩擦などの微細な外傷、火傷の治癒過程で二次的に発生することもあります。
2つ目は、女性に多く見られる汗管腫(かんかんしゅ)です。真皮内にあるエクリン汗腺の導管組織が増殖して生じる良性の腫瘍で、思春期以降や成人女性の下まぶたに多発する傾向があります。色は肌色からわずかに黄色・褐色を帯びており、1〜5mmほどの平らな盛り上がりが散在、あるいは融合して扁平な局面を形成します。稗粒腫と異なり皮膚の深部(真皮層)に病変が存在するため、表面を削るだけでは再発しやすい特徴を持ちます。
3つ目は、鮮やかな黄色みを帯びた眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)です。真皮内に脂質を取り込んだ組織球(泡沫細胞)が集積したもので、上まぶたの内側や下まぶたに扁平な板状の隆起として現れます。背景に高脂血症(脂質異常症)が存在する場合があり、血液検査による全身の健康状態チェックが推奨されるケースもあります。
4つ目は、ウイルス性または加齢性のイボ(青年性扁平疣贅や脂漏性角化症)です。ヒトパピローマウイルス(HPV)感染による扁平疣贅は表面が比較的平らで多発しやすく、加齢や紫外線ダメージの蓄積による脂漏性角化症は茶褐色から黒っぽいザラついたイボとして拡大します。