歯茎の奥に潜む「縁下歯石」の恐怖!放置で抜歯?痛みや費用相場を徹底解説

歯茎の奥に潜む「縁下歯石」の恐怖!放置で抜歯?痛みや費用相場を徹底解説についての真相をお届けします。

Q1:縁下歯石は歯磨き粉やデンタルフロスで自然に取れることはありますか?
A1:絶対に取れません。縁下歯石は血液の成分を取り込んで歯根面にセメント質と一体化するように極めて強固に石灰化しています。歯ブラシの毛先やフロスが届く領域を超えているだけでなく、物理的強度もコンクリートのように硬いため、歯科医院の超音波スケーラーや専用のハンドスケーラー(キュレット)を用いた専門器具でなければ剥離・除去することは不可能です。

Q2:縁下歯石を取った後に歯がしみる(知覚過敏)ようになるのは失敗ですか?
A2:失敗ではありません。むしろ治療が正常に行われ、歯石が確実に除去された証拠です。それまで歯根面を分厚く覆っていた歯石の「鎧」が取り除かれたことで、露出した根面の象牙細管から一時的に温度刺激が神経へ伝わりやすくなります。多くの場合、数日から数週間で唾液中のミネラルによって再石灰化が進み、歯肉が引き締まるにつれて症状は自然に落ち着きます。

Q3:縁下歯石のSRP治療は何回で終わりますか?1回で全部取ってもらえない理由は?
A3:一般的な保険診療では、お口の中を4〜6ブロックに分け、1回あたり1〜2ブロックずつ進めるため、最低でも4〜6回の通院が必要です。1回で全顎を行わないのは、広範囲の局所麻酔による術後の事故防止、患者の体力・開口維持の負担軽減、出血リスクの分散、そして各部位の治癒経過を綿密に確認するためです。なお、自由診療の歯科医院の中には、半日〜1日かけて一気に全顎の除石を行う「フルマウスディスインフェクション」等を実施している施設もあります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。