ロタウイルスのうんちの色を画像で検証!白・黄色の見分け方と受診目安
ロタウイルス胃腸炎は、他の感染症に比べて治癒までの期間が長い疾患です。親にとって最も気がかりな「ロタウイルス便いつまで続くか経緯」について、標準的な経過パターンを把握しておくことで看護の見通しが立ちます。
感染から発症までの潜伏期間は48〜72時間程度。初期の1〜2日は頻回の激しい嘔吐と発熱(半数程度に38〜39℃台)で幕を開けます。この嘔吐が落ち着き始める2〜3日目頃から本格的な白色〜淡黄色の水様便が猛威を振るい、1日に数回から多い子では十数回もの下痢が5〜7日間程度続きます。その後、徐々に泥状便、軟便へと戻り、通常の状態へ復帰するまでにトータルで1週間から10日前後を要します。なお、下痢が治まった後も、便中には10日から最長3週間程度ウイルスが微量排泄され続けるため、登園再開後もしばらくはオムツ替え後の手洗いを徹底しなければなりません。
ここで多くの親を悩ませるのが、「発熱も嘔吐も治まり元気になったのに、薄黄色や白っぽい水っぽい下痢だけが2週間近くダラダラと治らない」という事態です。この原因の多くは、ウイルスそのものが残っているからではなく、傷ついた腸粘膜の回復遅延に伴う「二次性乳糖不耐症」です。
ミルクや母乳、乳製品に含まれる乳糖を消化できないため、飲むたびに腸が刺激されて下痢が続いてしまいます。小児科を受診し、乳糖分解酵素薬(ミルラクトやガランターゼなど)の粉薬をミルクに混ぜて投与したり、一時的にノンラクトミルク(無乳糖調整粉乳)へ切り替える指導を受けることで、頑固な下痢が劇的に改善するケースが多く見られます。